夜中、トイレに起きたら母がまだ起きていた。そして、怒られた。
母は「お父さんがいて、子供がいても老後が不安なのにあなた(私)は結婚もしていない、子供もいない給料も少ないのに一人暮らしして、貯金もなくなって、どうやって生きていくつもりなの?身寄りもない、お金もない年寄りになってどうするの?家にいて一銭でも多く貯めておくべきなんじゃないの?」と。
ああ、だから、と私眠たいながらに思った。母は私と一緒に暮らしているんじゃなくて、私を家に置いてやっていると思っていたんだわと。だからもっと感謝して、母に従うべきと思っていたんだわと。
でも、まぁ、私が家を出ようと思った一番の理由は母である。
「親の仕事は子供が一人でも生きていけるように育てること。ちゃんと育てたはずなのに。世間では結婚して子育てしているのが当然の歳なのにあんたは甘えて…」と常に言われて続け、数年前には「居心地がいいから出ていけないんでしょ」と母が爆発して洗濯を分けるようになった。今後20年、30年(?)こうやって半人前、出来そこないみたいに言われ続けながら生活するなんて、耐えられない。いつか出ていかなくては精神的に参ってしまうと思っていた。このままいたらすっかりねじ曲がって卑屈な人間になってしまいそう、と。
でも、色々なことに決着がつかず、今回まで延び延びになっていた。
「全てが決まって最後の最後に親に言うなんて」とも言われた。相当怒っていた。
でも、それは、母に言うと母がどんどん入ってきてどんどん意見を言うから。そして、私の長女体質がいけないのか、そう教育されたせいなのか私はあまり母の意見を無視できない。意見を言われて、それを取り入れなければもめる。もめても結局負けてしまう。もめて負けるのはしんどい。本位じゃない決断をして、何かあった時に母のせいだと母を許せなく思うのもしんどい。このパターンは今日までに何度もやって何度も嫌な思いをしている。私の弱さにも原因があるのだろうが本当にもう、うんざり。
今回自分の選んだ部屋に住んでみて不都合や失敗があっても、あの時自分で良く考えて選んで失敗したんだからしょうがないわ、痛い目しちゃったわ、と涙した方がずっと楽。
でも、夜中にケンカするパワーもないので適当に聞き流す。身寄りのない、お金のない年寄りもなりたくないけど、すっかりねじ曲がった年寄りにだってなりたくない。
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